東新活動事例2 津波観測用ブイフレーム
津波観測用ブイ用フレーム
某研究所向けの、次世代津波観測用ブイの提案。
ブイの重要な骨格となるフレームを制作しました。
常に潮風にさらされ、波に揺られ、さらにはどんなアクシデントが起こるかわからない海上。そこで扱われる津波観測用のブイには、精密かつ強固なフレームが求められます。
フレームの制作において、フレームのことのみ考えれば良いということはありません。
全体をイメージし、あらゆる要素の調和をとることが重要です。
ブイの完成図をCGやスケッチなどを用いて視覚化し、イメージを共有します。
具体的に視覚化することで、様々な諸問題を明確にし、よりよい提案を行うことができます。
海洋ブイの活躍と発展
「この仕事は地球防衛軍の仕事です。」
海洋ブイを運用されている研究所の所長は、我々と仕事を始める際にこのように言われました。
この一言が、今でも耳の奥に残っています。
津波観測用ブイは、もともとは赤道直下で海底の水温を長期的に観測する水温センサーを運用するための装置です。
海底の水温0.01度の変化が地上の気温の変化一度に相当すると言われ、その観測によると地上の気温は確実に温暖化に向かってる傾向があるようです。
気温の観測と津波の観測。
地球防衛軍とは決して大げさな言葉ではなく、どちらも世界中の人々の生活を守る上で欠かせない仕事です。
気温の観測から津波の観測というように、優れた仕事に発展性をもたせるということは、これからの世の中でますます重要視されていくことでしょう。