東新活動事例3 産学共同研究
産学共同研究を通じたオリジナルブランドの構築
モノ作りの新たな可能性を探るため、大学との産学共同プロジェクトも行っています。
次世代を担う大学生の発想と、東新製作所の技術を擦り合わせながら、「ドットディー」というオリジナルブランドを構築しています。
今回のプロジェクトでは、レーザーカットに焦点をあて商品開発を行いました。
レーザーカットを活かした商品とは?
紙でも木でもアクリルにもない、金属特有のレーザーカットの可能性とは?
大学と東新製作所を何度も行き来し、技術を伝え、共に応用方法を模索します。
そういったやりとりから生まれた商品のひとつが、左の写真です。
レーザーカッターを用い、金属板を切り抜いてできたアクセサリーの試作品です。
ここまではレーザーカッターを使用したことのある業者ならば行っていることでしょう。
ただ切り抜くだけでは、他の素材のレーザーカットと大きな差異はありません。
このアクセサリーの最大の特徴は、ランナーを曲げて自由に造形出来るということにあります。
「曲げたカタチを保持する」という金属板の特徴を最大限に活かすことを意識しています。
金属のレーザーカットにしかできない商品が生まれました。
自分の手で手を加えることのできるアクセサリーです。
左の写真は、上の写真と同様のものです。
同じ仕組みのアクセサリーのバリエーションを増やし、パッケージも制作し、デザインイベントでの展示販売を行いました。
どのような商品が売れるのか、マーケティングを行い、次に繋げます。
このプロジェクトでは、デザインと技術、マーケティングをうまく融合した、モノ作りの新たな可能性を垣間みることができました。
通常の業務におけるレーザーカッターの使い方だけでは、このような商品開発に辿り着くことは
なかったでしょう。常に新たな風を取り込み、可能性を模索することを大切にしています。
ドットディーブランドの商品は、近々リリースされる予定です。是非ご注目下さい。